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弘前翻訳ミステリー読書会公式ブログ

弘前翻訳ミステリー読書会に関する情報をお知らせします

「路地裏」を通じて

第1回弘前翻訳ミステリー読書会開催まで、いよいよあと1週間を切りました。

今回、特別ゲストとしてご参加いただく杉江松恋さんはミステリー書評家として高名な方ですが、その杉江さんが一昨年、こんなミステリガイド本を上梓されております。

路地裏の迷宮踏査 (キイ・ライブラリー)

路地裏の迷宮踏査 (キイ・ライブラリー)

 

本書のまえがきから、一部引用させていただきます(強調部は引用者)。

連載当時の私は、ミステリという街の路地裏が気になって仕方ない時期でした。通りのいい説、すなわち通説というやつにだけ耳を傾けているとどうしても目が向かなくなってしまう場所があります。一本裏の道に足を運んでみることによって初めて見えてくる景色があるのではないか。路地裏からの眺めが、街の性格を一変させてしまうかもしれない

誠にその通り、とまえがきおよびそれに続く本書の内容に深くうなずき、感心しつつ、同時にひとつ、思いついたことがありました。それは

「杉江さんに、弘前にいちど来てほしい」

というもの。

なぜなら我らが弘前市には、全国に誇る観光ボランティアガイド・「弘前路地裏探偵団」が存在するからです。

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彼らの活動コンセプトは、以下のように説明されています。

弘前の魅力は桜や城といった定番の観光スポットだけではなく、街中に伸びる路地裏にも隠されている」というコンセプトで活動する同団。弘前という街を「和洋の建物が混在する迷宮(ラビリンス)」と見立て、その起伏に富んだ街並みを市民の生活とともに掘り下げながら、県内外の観光客をガイドする。

弘前の街歩き番組「路地裏探偵団が行く」、一日限りの復活へ-「最古級」探す 弘前経済新聞より

「路地裏」(さらには「迷宮」)というキーワード、さらには「対象の魅力を新たな視点から掘り下げる」そのコンセプトが一致している点が、杉江さんを弘前にお招きしたいと考えた理由に他なりません。

とはいえ何の理由もなく「来てほしい」とお願いするわけにもいかず、さてどうしたものかと考えていたところ、こちらもやはりかねがね弘前での開催を考えていた「翻訳ミステリー読書会」と結び付ければ上手くいくのではないか、というのが、発想の原点でした。

さて、長くなりましたが読書会当日は、会終了から懇親会までの空き時間、杉江さんはじめ参加者の皆さまに、この路地裏探偵団による弘前市内のまち歩きツアー「夕暮れ路地裏ガイド」にご参加いただくことになっています。

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もともとミステリファンの集まりですから「探偵団」という言葉に弱い人ばかりであったでしょう。皆さん、興味津々で参加のご表明をいただきました。

もちろん弘前路地裏探偵団の皆さんも、ツアーに参加するメンバーの詳細を聞いて張り切っていただいているようです。

 

というわけで、第1回弘前読書会はただの読書会には終わりませんよ、と宣言して、今日はこの辺で。次の更新は、読書会終了後のレポート記事になると思います!